TOBE広報 webマガジン
vol.15

2024年9月

讃岐 洸哉さん
SANUKI KOUYA

酒田市立中央図書館/
株式会社図書館流通センター

 〝司書〞に興味を持ったのは中学生の頃。本と関わる仕事がしたいと語る友人に共感を覚えたことから。中学・高校時代は片っ端から本を読みあさるほどの本好きになり、その経緯で司書資格が取得できる短大へ。就職活動中に、新しく開館する酒田市立中央図書館を運営する(株)図書館流通センターの司書の募集を運良く見つけられたことが、今につながっています。
 図書館は酒田駅前交流拠点施設ミライニ内にあり、子どもから若者、大人まで幅広い年代の人々が集う場所。ですから、利用者が求める本を一緒に探したり、質問や要望に応えたり、意外にも人と関わる部分が多い仕事です。1年目は初めてのことばかりで戸惑うことも。その中でも大学の司書課程で学んだことが実践でも生かせたと実感しています。
 2年目から事業チーム担当に。図書館業務と並行して、ミライニが担う酒田駅前の活性化を目的としたイベントの企画・運営を行っています。ヘルスケアイベントでは医療関係者と連携しレクチャー会を開いたり、医療情報の発信や関連書籍の展示をしたり。ミライニシアターではサポーターと呼ばれるボランティアチームを立ち上げ、映画上映会を実施。その他、酒田をPRするための東京の大規模イベントへの参加や、ニュースポーツの普及、イベントポスターの作成、インスタグラム、ホームページの更新など、図書館の枠を超えた業務に携わることができています。
 事業チームになった当初は、経験もない自分で大丈夫だろうかと不安に思ったことも。ですが、今はイベントの企画を考えているときはワクワクしますし、たとえ思うようにいかなかった場合でも「次はこうしたい」とアイデアを考えるのが面白いですね。参加者のリアルな反応を現場で感じられることもやりがいに。現在は10月の大きなイベントに向けて奔走する日々。参加者の方々に笑顔になっていただくためにも、自分自身が楽しむ姿勢を大事にしていきたいです。

私のHistory

2001年生まれ。秋田県立大曲高等学校出身。2022年東北文教大学短期大学部総合文化学科卒業。同年から酒田市立中央図書館に司書として勤務し、現在は事業チーム担当。

本が好きだったことから、司書の資格が取得できる東北文教大学へ進学


就職活動の後半、半分あきらめていた司書の求人を偶然見つける


事業チーム担当になり、イベントの企画・運営に携わる

ここがターニングPoint!

自分で企画する楽しさを見出し、参加者のリアルな反応に刺激を受ける


担当を任せられる仕事も増え成長を実感。柔軟なアイデアでイベント運営や広報業務に取り組む