TOBE広報 webマガジン
vol.3

2018年9月

国際社会で活躍できる人材のニーズが高まる中、東北文教大学でも海外協定締結校の拡充や留学・語学研修制度など、近年ますます国際教育に力を注いでいます。またさまざまな国から来た留学生をサポートする「チューター制度」を設けており、キャンパスでは留学生と日本人学生の国際交流も盛ん。異文化を体験できるチャンスが充実しています。

海外語学研修

半年間の語学研修に参加できるセメスター留学制度や、春休み・夏休みを利用しての短期海外語学研修など、多彩なプログラムを用意。海外協定締結校との関わりも深く、交換留学や学内でのオンライン受講などで交流を密にしています。

海外語学研修を経験して

総合文化学科 2018年3月卒業
大沼 緑さん
山形県立左沢高等学校 出身

台湾への興味が深まり短期留学へ。

もともと中国語を習っていましたが、更に興味が深まったのは、留学生を学習面や生活面でサポートする「チューター活動」をしてからですね。留学中のプログラムの午前中は中国語を勉強し、午後からは文化授業と校外授業を選択して受講しました。校外授業では九份と十份に行ったり、文化授業では切り絵、彫刻と水彩画を学んだりしました。留学してからは視野が広がり、異文化に対する捉え方が変わりました。

留学先 / 国立台湾師範大学
期 間 / 夏休み約3週間
言 語 / 中国語

海外語学研修先について

海外協定締結校と主な交流内容について

本学は、海外協定締結校との間に親密な友好関係を築き上げ、学術と教育の交流や協力関係を発展させることをめざしています。そして相互の尊重と互恵の精神に基づき、教職員の交流や共同研究の推進、学生の交換、学術情報・学術資料・学術定期刊行物の交換などの交流計画を進めています。

留学生別科

進学を希望する外国人のための一年間の日本語コース。一人ひとりを大切にしたきめ細かいカリキュラムによる指導で総合的な日本語能力の向上を図ります。また、音楽や演劇をとおして日本語を学ぶ科目など特色あるプログラムも設けています。

留学生別科に進学して

留学生別科
KUN ALEXANDER
(クン アレクサンダー)ドイツ出身

人生をかけたい仕事と、
分かり合える親友に出会えた。

もともと日本に興味があり、母国の大学では日本の政治や日本語について勉強していました。留学生別科に進学する前に、一年間山形で留学生活を経験。その時に寿司屋でアルバイトをしたことをきっかけにお寿司が大好きになり、本格的に寿司職人を目指すようになりました。今は日本語の勉強で忙しい毎日ですが、充実した学生生活を送っています。この秋は、まだ食べたことのない芋煮を食べてみたいですね。一緒に過ごす時間も長いチューターの響とは、今ではお互いを深く分かり合える仲に。響がチューターで本当に良かったと思います。

チューターを経験して

髙木 響
子ども学科/2年
山形県立米沢工業高等学校出身

異文化への興味が深まり、
以前よりも社交的な性格に。

はじめた当初は、教えるという立場にプレッシャーを感じていたチューター。ですが、いつもアレックスの隣にいることで以前は交流のなかった人たちと話す機会も増え、社交的な自分に変われたように思います。アレックスは日本語も上手なので、僕が大切にしているのは、言葉のサポートよりも山形の四季の魅力や仲間との関わりを楽しんでもらうこと。アレックスから学ぶことも多く、ドイツの国の制度についてなど、異文化への興味が沸いています。

身近な国際交流を楽しもう!

留学生別科はもちろん、本科(学科)にも在学中の留学生たちと、日本人学生が身近な国際交流を楽しむサークルがR.I.A部(R=留学生と・I=一緒に・A=遊ぼう)。料理を作ったり、お花見をしたり、植木市に参加したりとさまざまな活動を展開しています。身近な活動の中で、言葉や文化の壁を越えて楽しく国際交流ができるのも、東北文教大学の魅力の一つです。

留学生チューターとは…

初めて日本を訪れた留学生は、留学生活を始めるにあたり、言葉や生活習慣の違いなどさまざまな困難に直面します。チューターは、留学生がスムーズに学生生活を送ることができるよう、本学学生が先輩そして友人の立場から、本学国際センターと連携しながら、学業面や生活面を支援する重要な役割を担います。