山形県内に本社を置く株式会社きらやか銀行で、営業職を担当しています。志望のきっかけは、大学で行われた企業説明会。説明に訪れた役員の「地域に根差した銀行です」という言葉と熱意が、当時、地域の活性化をテーマに学びを深めていた私の「地元のために役立ちたい」という気持ちに響いたのです。漠然としていた想いが、明確な職業イメージに結びついた瞬間でもありました。
　在学中には資格の取得に力を入れ、上級ビジネス実務士・情報処理士・ピアヘルパーなど、５つの資格を取ることができました。これらの資格と大学の授業は、実務に携わる中で役立っていると感じます。特にビジネスマナーや情報処理の授業。様々なお客様と直接お会いする業務なので、マナーはやはり大切です。学生時代から専門の先生に教えていただけて本当に良かったと思います。
　お客様の大切なお金を預かる仕事ですから、いつも緊張感を持つように努めています。そんな毎日の中でやりがいを感じるのは、お客様に『ありがとう』と言っていただけた瞬間。そして信頼関係を築けた時は、もう心に染みますね。
　学生と社会人の大きな違いは「責任」だと思います。常に結果を求められますし、会社の一員としてプレッシャーを感じる時もありますが、自分がやりたい仕事をできているので頑張れます。だから学生のうちは大いに悩んで、迷えば良いと思うんです。学生時代はそれが許される期間でもあるし、「こうしたい! 」という確かな気持ちさえあれば、それを後押ししてくれる環境が東北文教大学にはあります。まずは大きな希望を持って、充実した大学生活を楽しんでもらいたいですね。

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