TOBE広報 webマガジン
vol.14

2024年3月
保育士を目指す娘と気持ちを共有できる仲間になれたら

星野 真紀さん
HOSHINO MAKI

川西町立北斗幼稚園

 幼い頃に出会った児童館の先生への憧れから子どもと関わる仕事に興味を持ち、短大に進学。現在は川西町の一般行政職(幼稚園教諭・保育士)として川西町立北斗幼稚園に勤務しています。これまでの経験の中で強く印象に残っているのは、初めて卒園児を送り出したとき。年少時に担任した子どもたちを年長時に再び担任したのですが、子どもたちが自分のことを自分でできるようになっていたり、年下の子を思いやれるようになっていたり、そうした成長の姿が見えたことが一番嬉しく、大きな達成感がありました。
 短大時代に打ち込んだ卒業研究では〝造形〞を選択。切ったり貼ったりして〝切り絵で1年間のカレンダー〞を制作しました。画面全体を見て配置や構成を考え、変化や工夫をつけて作る面白さを教えてくださったのが、当時の造形の先生だった佐東治先生。初めてハサミやのりを使う3歳児に教える際にも短大のときの経験が生きていると感じます。
 3歳児の担任としての喜びは、その子の「できた!」に立ち会えること。子どもが社会性を身に付け〝自己発揮〞できるように適切な援助や声掛けを行っていきたいですね。それから、私と同じ保育士を目指す娘とは保育士としての楽しさや大変さを語り合い、共有し合える、そんな仲間になれたらいいですね。

私のHistory

1978年生まれ。米沢中央高等学校出身。1998年山形女子短期大学(現 東北文教大学短期大学部)幼児教育科卒業。同年から川西町の複数の幼稚園や保育園で幼稚園教諭・保育士として経験を積み、今年で27年目。

子どもと関わる仕事がしたいと山形女子短期大学に進学


卒業研究で“切り絵で作った1年カレンダー”を制作。“造形”の魅力を知る


年少時に担任した園児を年長時に再び担任。初めて卒園児を送り出す。園児の成長を目の当たりにし胸がいっぱいに

ここがターニングPoint!

このとき得た達成感や充実感が、それ以降の仕事のモチベーションになった!


職歴27年のベテラン。主任として園を支え、実習生の指導も担当する

星野 佳萌さん
子ども学科1年
(米沢中央高等学校出身)

母の話を聞くと、保育士は大変さの中にもやりがいがあるように感じます。実習で使うおもちゃを家で手作りするときには母に相談することも。アイデアは自分で出しますが、ちょっとしたヒントや安全性のアドバイスをくれるのでとても頼りになる存在です。

こども学科
佐東 治先生

成長した卒業生の姿が見られて感慨深いですし、そのお子さんが同じ夢を持って同じ学校に入学してくれたことからも、卒業生が充実感のある2年間を送ってくれたのかなという喜びと、大学としてやってきたことが間違っていなかったという嬉しさを感じます。